ポール・セザンヌ展~ロマン主義からキュビスムまでの道程~
19世紀から20世紀の美術界において活躍したフランスの画家、ポール・セザンヌは『近代絵画の父』とも称され、20世紀の前衛美術に大きな影響を与えました。若き日のセザンヌはロマン主義を代表するドラクロワやクールベに影響を受け、ピサロやルノワール、モネら印象派の一員として活動を共にしたのち、複数の視点を一つの画面に取り入れる多視点で絵画を描き、それは後にピカソとブラックが創始したキュビスムにおける芸術概念の基礎となりました。本展ではセザンヌの生涯を下記の3つの区分で考察します。
ヴァーチャルならではの試みとして、実寸の長辺と短辺を2倍(面積は4倍)に拡大した比率で作品を展示しています。作品を通して、セザンヌの生涯を辿ってみて下さい。
・ROOM 1 初期の作品(1860年代)
・ROOM 2 印象・構成主義時代の作品(1872-1887年代)
・ROOM 3 総合時代の作品(1888-1906年代)